災害時におけるtwitterの役割


私の妹は仙台に住んでいるんですが、
今回の地震で被災し、数日仙台市内の小学校で避難生活を送り、
つい先日秋田へ戻ってきました。
避難所は電気・ガス・水道が止まり、
どこかへ用事を足しに行くついでに携帯を充電する状態で
インターネットで情報を得るのもままならず、情報源はラジオのみ。
携帯はかろうじて使えていたので、妹からメールが来たときに役立ちそうなことを
メールに書いて送っていました。

私が情報を集める中で大いに役立ったのはtwitterです。
妹が住む地域のハッシュタグでまとめられたツイートを読み、
ライフラインの復旧状況などを送りました。

また、救援を待つ人の状況や安否情報などが一気に拡散されたおかげで
無事に家族と連絡が取れたという方も中にはいたようです。

この災害で、twitterの認知度や利便性は一気に上がったんじゃないかと思います。

私の家の近所で週に1度開催されているtwitter講習会でも
このことが題材に取り上げられました。

まず今回におけるtwitterのメリット

1.情報が一気に拡散されやすい。
2.ハッシュタグで情報がまとまりやすい。

そしてデメリット。

1.間違った情報が拡散されると収拾つかない。
2.同じようなツイートがずーっと並ぶときがある。

もっとたくさんあるんだろうけど、大まかにまとめるとこんな感じでしょうか。

地震が起きてから感じていたのは、
テレビもラジオも被災地に住む人に直結する、生きるための情報が少なかったこと。
何度も津波が来る映像を流すよりも、
耳が痛いと感じるほどぽぽぽぽーんのCMを流すよりも、
この非常時ですからもっと別の何かができなかったのかと。

そういう点では、twitterは生活に密着した情報を得ることが容易にできると思います。

でも、これは「携帯が使える状態であれば」が前提になります。
使えても充電がままならない状態であれば、twitterにはつなげません。

情報がほとんど入ってこないというところもある今、
ライフラインがどこまで復旧してるかとか、物資がどうなってるかとか
そういうのがわかると心の支えにもなると思います。
今後、twitterがいい方向に広がってくれるといいなと思います。